3年生のみなさん

以下のとおり、冬学期から「科学英語」が開講されます。
履修を希望される方は履修調査票を事務室まで提出くださるよう
お願いいたします。

○締切:7月31日(木)
○提出先:学科事務室(理1-811号室)



理学部3年生の皆さん

昨年度、初めて開講した「科学英語(Academic English for Science)」の授業
を今年度も、冬学期に開講します。選択科目で、この科目を履修し、試験に合格
した場合2単位が付与されます。この単位は、各学科の定めるところにより、卒
業に要する専門科目の単位に含めることができます。
昨年度の「学生による授業評価アンケート」では、クラスによって「易しすぎ
る」「難しすぎる」と評価が分かれましたが、これは一つには昨年度授業を担当
くださった3人の講師の方の授業スタイルが違っていたこと、もう一つには、私
たちが能力別クラス編制を採用しなかったためと思われます。
そこで、今回は統一した教科書(化学科で、「基礎化学英語演習」の授業に使用
されているもの)を利用し、できるだけ統一した授業スタイルを採用すると共
に、担当いただく講師陣も一部変更し、さらに「Advanced course」と「Basic
course」の2種類のクラスを設けることとしました。
開講するクラスは計7クラスです。少人数講義で、1クラス最大で15人程度としま
す。7クラスの内、6クラスは本郷で開講する「Advanced course」と「Basic
course」、もう1クラスは数学科の学生さんのために駒場キャンパスで開講する
クラスとします。数学科は1クラスですので、その難度は「Intermediate」とし
ます。数学科の学生さんは、この「Intermediate course」を受講してください。
時間割は次のとおりです。なお、本郷キャンパスのクラスは全て理学部1号館
で、数学科のクラスは駒場キャンパスの数理科学研究科棟で開講します。

①火曜日1限(8:40-10:10)「Advanced course」 講師:James Francis
②金曜日1限(8:40-10:10)「Advanced course」 講師:Lorraine Reinbold
③土曜日3限(12:30-14:00※)「Basic course」 講師:Timothy Wright
④土曜日3限(12:30-14:00※)「Basic course」 講師:Evelyn Reinbold
⑤土曜日4限(14:10-15:40※)「Basic course」 講師:Timothy Wright
⑥土曜日4限(14:10-15:40※)「Advanced course」講師:Evelyn Reinbold
※開講時間が通常と異なるので注意してください。
【数学科対象】
⑦金曜日3限(13:00-14:30)「Intermediate course」講師:James Francis

ついては、以下により履修アンケートを実施しますので、受講希望者は必ず調査
票を提出してください。
(1)受講希望者は、希望する(都合の良い)クラスをできるだけ多く選んでく
 ださい。この際、必ず「Advanced course」と「Basic course」の両方を含めて
 ください。これは、クラス分けテストの結果、どちらのクラスになるか分からな
 いからです。
(2)9月下旬に、ごく短い時間で終わる口頭試問のPlacement test(能力別ク
 ラス分けテスト)を実施します。
 Placement testは9月19日(金)、20日(土)、27日(土)【いずれも時間未
 定】の3回実施しますので、参加可能な日にちを2日以上選んでください。追っ
 て、日時・場所をお知らせします。
(3)調査票は7月31日(木)までに、各学科の定める方法により、所属学科事
 務室に提出してください。Placement testの結果に基づいて、9月末日までに皆
 さんが、どのクラスに配属されたかをお知らせします。

この科学英語の授業の目的は、将来、グローバルに活躍される皆さんのため、英
語コミュニケーション能力(speakingとhearing)を増進させることです。教養
学部1、2年次ではwriting とreadingに重点が置かれた授業が行われ、学部4年に
なると、実際に学術論文を読む、書く機会が増えますが、native speakerの講師
によるspeakingとhearingに重点をおいた授業は、東大全体でも少ないのが現状
です。皆さんが将来、国際会議で研究発表をしたり、海外の研究者と英語で交流
する際のベースとなる英語力を身につけられることを期待しています。
成績評価は「Advanced course」であるか「Basic course」であるかに関わら
ず、主に皆さんがどれだけ主体的に講義に参加し、自身の学力を伸ばしたかに基
づいて判定します。どうぞ奮って参加してください。

平成26年7月24日

                  久保健雄
                  研究科長補佐(教務委員会委員長)
                  生物学科教授