博士論文の審査過程、提出要件等について

3月(または9月)定期修了の課程博士は、11月(5月)の博士論文提出審査会で発表し、審査に合格した後、12月(7月)の期限までに博士論文を提出し、博士論文審査会で審査され、2月(9月)の専攻教育会議で報告・承認されると、3月(9月)に学位を授与される(下記スケジュール左列)。12月(7月)の期限までに論文を提出できなかった場合や、審査が2月(9月)の専攻教育会議までに終了しなかった場合、審査結果は理学系研究科教育会議で報告・承認を受ける。

定期修了以外の課程博士と論文博士は、 11月(5月)の博士論文提出審査会で発表・合格し、次回提出審査会前日までに博士論文を提出する。理学系研究科教育会議での審査委員選定後に開催される博士論文審査会で審査され、理学系研究科教育会議で報告・承認されると学位を授与される。

*課程博士: 本学大学院の博士課程の教育課程を終えて学位を授与される者。
(単位取得退学後3年以内に論文を提出する者を含む。)

※1 理学系研究科への博士論文提出資格は、次の提出審査会前日まで。それまでに提出できない場合はもう一度提出審査会で発表し、合格する必要がある。

※2 学外申請者のみ。

※3 理学系研究科大学院担当で受け付ける。D3までの在学者は3月定期修了のみだが、D4以上の在学者、単位取得退学後3年以内の課程博士申請者、論文博士申請者は毎週金曜日(年末年始等変更あり)に論文を提出できる。なお、博士論文の提出要件は、論文提出日までに満たしている必要がある。

※4 定期修了予定だった在学者が12月(7月)の期限までに論文を提出できなかった場合や、審査が2月(9月)の専攻教育会議までに終了しなかった場合、「課程博士(定期修了以外)」のスケジュールに従うこと。

※5 審査継続となっていた在学者が3月または9月に修了する場合は、専攻教育会議で審査報告を行う。

博士論文の提出要件

課程博士

<2008年度以降博士課程入学者>

  • 地球惑星科学に関連し、申請者を筆頭とする論文が国際誌に1編以上掲載または受理されていることを要件とする。(博士論文と直接関係のない内容の論文でもよい。)
  • ここでの「国際誌」とは教務委員会で定めたリスト(PDF)に含まれる学術誌を指す。
  • この要件は博士論文提出時点で満たされていることとする。
  • 博士論文は英語または日本語とするが、前者を強く推奨する。日本語の場合は、英語の長めの要旨と図の説明が必要。
  • 論文は、原著論文、レビュー論文とも可とする。

論文博士

  • 申請者が本学・本専攻に関連があること
  • 地球惑星科学に関連し、申請者を筆頭とする論文が国際誌に2編以上掲載または受理されていることを要件とする。(博士論文と直接関係のない内容の論文でもよい。)
  • ここでの「国際誌」とは教務委員会で定めたリスト(PDF)に含まれる学術誌を指す。
  • この要件は博士論文提出時点で満たされていることとする。
  • 博士論文は英語または日本語とするが、前者を強く推奨する。日本語の場合は、英語の長めの要旨と図の説明が必要。
  • 論文は、原著論文、レビュー論文とも可とする。

審査委員会について

  • 発表会は外部審査委員を含む教員およびポスドク、専攻所属の大学院生に対して公開とし、それ以外の参加の可否は主査の判断に委ねる。
  • 発表会の時間の目安は講演45分、質疑45分。
  • 発表会の質疑は審査委員を中心とし、それ以外の参加者からの質疑には時間制限(全体で5分程度)を設ける。発表会の進行については主査に権限を置く。
  • 発表会のあと非公開の審査会を行い、合否を決定する。必要に応じて申請者に質疑を行うことができる。また、指導教員が審査委員でない場合、 主査は指導教員に審査会へのオブザーバー参加を求めることができる。指導教員が審査委員でない場合、 指導教員は審査会にオブザーバー参加をすることができる。

修業年限特例による博士学位申請について

特に優れた研究業績を上げた者については、特例として所定の年数以上在学すれば博士課程の修業年限を半年~2年間短縮して修了することができる。(大学院学則第6条第2項参照)
詳細については、指導教員を通じて問い合わせること。


本件問合せ先:地球惑星科学専攻事務室(教務担当)
gakumu-eps.s@gs.mail.u-tokyo.ac.jp