2020年度「地球惑星環境学国際研修I,II」の開講について


1. プログラム趣旨

オーストラリアのトップ大学のひとつであるオーストラリア国立大学(ANU)の学生と一緒にANUの授業を体験してみませんか。本プログラムは、国際交流の理解や地球惑星科学と周辺分野に関する広い意味での科学とコミュニケーションについての研修です。例年、オーストラリアへ渡航し現地の大学やフィールドで行ってきた研修(地球惑星環境学国際研修I)と、日本のフィールドや研究機関をANUの学生と合同での研修(地球惑星環境学国際研修II)を行ってきました。今年度は、Covid-19パンデミックの影響で例年の形での実施は中止せざるを得ませんでしたが、ANU側との議論の末、「ジオハザードに関する科学と社会」を大テーマとし、両大学の学生がプログラムに参加することで交流を深め、理解をするという目的で1週間の研修を企画しました。参加人数はグループワークやワークショップの関係もあり、20名程度とする。プログラムの趣旨から、すべての日程に出席できることが望ましい。

2.  プログラム内容
例年、オーストラリアへ渡航し現地の大学やフィールドで行ってきた研修(地球惑星環境学国際研修I)と、日本のフィールドや研究機関をANUの学生と合同で研修(地球惑星環境学国際研修II)を行ってきました。2/15,16(国際研修I),18,19(国際研修II)に合同プログラムを、ZOOM等を使ったバーチャル環境下(カメラ付き)で行います。キーワードはジオハザード(自然災害)やそれに関連した経済学(国際研修I)、Ai、哲学、科学研究の国際共同プロジェクト等。ANU学生と合同で講義を受けるとともに、グループワーク等を通してANU学生と協働しながら交流を深めます。東大、ANUの教授陣のみならず、富士通研究所等の学外を含む多彩な講師陣のレクチャーや、かつて国境なき医師団にも所属された講師のワークショップなど盛り沢山です。日豪2国間が共同で2020年12月に試料カプセル回収を行った”はやぶさ2”のプロジェクトについての講義も企画しています(国際研修II)。
講義はすべて英語で行います。奮ってご参加ください。

3.  期間
2021年2月15日(月)~2月16日(火)、2月18日(木)~2月19日(金)(日本時間)
*各日午前8:30~17:30(日本時間)に実施。ただしグループでの取りまとめに必要な各グループでのオンラインミーティングが時間外にある可能性あり。

4. 募集人数
20名程度
希望者は担当の横山(yokoyama@aori.u-tokyo.ac.jp<mailto:yokoyama@aori.u-tokyo.ac.jp>)に2021年1月12日(火曜日)17時までメールにてコンタクトすること。
ガイダンスを2月第1週に予定。