オープンキャンパス2012

 

日時:2012年8月7日(火) 10:00~16:30

 

場所:東京大学本郷キャンパス理学部1号館

 

事前申込なしでどなたでも参加できますので当日は理学部1号館の受付までお越しください。ただし、東大本部で事前登録をした方は東大本部の受付にお越しください。

 

(理学部のホームページは、こちらへ。)

 

 

地球惑星科学講演会(理学部1号館2階233号室)

 

・11:00~11:30 生駒 大洋 准教授:「系外惑星が私たちに教えてくれること」

・11:30~12:00 鈴木 庸平 准教授:「生命を育む極限のオアシス」

 

 

展示(理学部1号館3階336号室)

 

  • 1.地球史・生命史・太陽系史:およそ46億年前に誕生した太陽系、その後、誕生した地球には、生命の世界が広がりました。太陽系誕生から地球や生命の誕生、現在の地球や生命の営みを記憶する岩石試料や化石、隕石などに見て触れて、私たちの長い歴史を感じてください。
  • 2.地球探索マップ:地球を理解するために私たちの学科では世界のあちこちに調査に出掛けます。これまでに調査に出掛けた地域を世界地図に示し、調査で訪れた世界各地の写真をご紹介します。
  • 3.空と海の科学−地球を覆う衣の不思議−:大気海洋科学グループでは、人間社会活動に密接に関連する大気と海洋の様々な現象を研究し、気象・気候変動予測の基礎を構築することで社会に貢献することを目指しています。オープンキャンパスでは、研究内容の紹介や、簡単な室内実験、実験機器の紹介などを行う予定です。
  • 4.宇宙惑星科学のフロンティア:宇宙惑星科学グループでは、理論的・観測的・実験的アプローチによって宇宙空間・磁気圏・太陽系等に関する総合的な研究を行っています。宇宙プラズマの知見を太陽や宇宙天体の理解に結びつけたり、隕石の分析や惑星探査によって太陽系や惑星の成り立ちを明らかにすることで、宇宙の真理に迫ろうとしているのです。オープンキャンパスでは、私たちが行っている研究を解説したポスターを用意し、実際に使用している試料、装置、模型なども展示して、皆さんに宇宙惑星科学のフロンティアに触れてもらおうと考えています。
  • 5.固体地球実験室:太陽系惑星の中でも、地球は活発な火山・地震活動やプレート運動をみせ、水と生命にあふれる個性豊かな惑星です。固体地球科学研究グループでは、観測、実験、理論などさまざまな手法によって、なぜ地球がこのような個性を備えているのかを探求しています。オープンキャンパスでは、この地球の内部構造とそこで引き起こされる現象を、ポスターや岩石試料の展示等を通してご紹介いたします。
  • 6.地球惑星クイズ:10問のクイズに答え、7問以上正解すると、賞品(学科オリジナルのステーショナリーセット!)がもらえます。答えは全て、展示の中にあります。
  • 7.相談・質問コーナー:地球惑星物理学科・地球惑星環境学科っていったいどんなところ?、所属する学生はどんな生活をしているの?、進学するには?、といった疑問に現役学生がお答えします。お気軽にどうぞ。
  • 8.教務デスク:地球惑星物理学科・地球惑星環境学科の教員が、高校生や駒場生の進路等の相談に乗ります。

 

 

実験室見学ツアー(11:00と13:30に336号室受付前を出発。)

 

  • ・走査型電子顕微鏡(SEM)で見る地球惑星物質(市村 康治):電子顕微鏡を使いながら具体的にどのように地球惑星科学の研究を進めていくのか、最近の研究成果の話題とともに担当技術職員の市村がご説明いたします。観察試料は、次の四種類をご用意しました。 (1) アコヤ貝の真珠層:複雑に制御された構造のバイオミネラルです。 (2) 古土壌:地球の大気組成の進化を解き明かす鍵として期待されています。 (3) HED隕石:小惑星ベスタから地球に飛んできたという説が有力視されています。アメリカ航空宇宙局の探査機「ドーン」がいま小惑星ベスタを周回しているところです。 (4) 風化した花崗岩:レアアースを含む鉱物を観察できます。
  • ・ホシズナが造る環礁の島々(茅根 創):サンゴ礁がリング状につながった環礁では,人々が住むことができる陸地は,サンゴ礁の上に,サンゴの礫や有孔虫の殻(ホシズナ)が打ち上げられてできた.標高1-2mの島である.現在この環礁の島々は,海面上昇による水没の危機にある.さらに人が集中的に住むようになって,生態系が破壊され,サンゴやホシズナの生育も阻害されている.私たちは,環礁国のひとつツバルと共同で,生態系の再生によって島の地形を維持し,海面上昇に対して再生力のある島を作る生態工学的技術の開発を進めている.
  • ・大気エアロゾルの先端的な観測装置と観測の実際(近藤 豊、茂木 信宏):地球大気には、直径0.01-1マイクロメートル程度のエアロゾルと呼ばれる微粒子が浮遊しており、太陽光を散乱•吸収し、さらに水蒸気の凝結核として働き雲を生成することで地球の放射バランス(気候)に影響を与えている。本研究室では、エアロゾルの物理的特性•個数濃度を航空機で測定するための先端的な測定器を開発しており、その測定器による東京の大気エアロゾル観測の実演を行う。さらにエアロゾルを核として発生した雲粒が水蒸気の凝縮により成長する過程を測定する実験装置の実演を行う(下図)。また、先端的なエアロゾルモデルも開発しており、その数値モデルで計算されるエアロゾル・雲の時空間分布のシミュレーション結果についても紹介する。