参考書・文献
一般啓蒙書・読み物
- 「進化する地球惑星システム」
東京大学地球惑星システム科学講座編 東京大学出版会
当講座スタッフによる書き下ろし。太陽系の誕生から現代の地球環境問題まで、あらゆる時間スケール・空間スケールの対象をシステム的にとらえる新しい学問への入門書。
- 「生命と地球の歴史」
丸山茂徳・磯崎行雄 岩波新書
学際的な研究が描き出す、地球46億年、生命40億年の新たな変遷像。
- 「宇宙誌」
松井孝典 徳間書店
地球やほかの惑星を同じ視点からみる「比較惑星学」的な立場に立って書かれた本。
- 「惑星へ(上・下)」
C. セーガン(訳 岡 明人ほか) 朝日新聞社
地球というひとつの惑星を太陽系や宇宙との関係においてとらえる視点で書かれた本。
- 「成長の限界」
D. H. メドウズほか(監訳 大来佐武郎) ダイアモンド社
地球が無限であることを前提とした経済と人工の成長に対して警鐘を鳴らした本。はじめて地球をひとつのシステムとしてとらえたという意味で、もはやひとつの“古典”。
- 「地球生命圏」
J. E. ラブロック(訳 星川 淳) 工作舎
“ガイア仮説”を提唱したことで有名な本。内容の真偽はともかく、地球と生命をひとつのシステムとしてとらえるという視点は、地球惑星システム科学の先取りといえる。
教科書
- 「地球システム科学入門」
鹿園直建 東京大学出版会
地球システム科学の方向性を、国内でいち早く示した教科書。
- 「全地球史解読」
熊澤峰夫・伊藤孝士・吉田茂生 東京大学出版会
地球史を通じてどのようなイベントが生じ、地球と生命は互いに影響を与えながらどのように進化してきたのか。地球史全般への新しいものの見方、考え方をまとめた本。
- 「The Earth System」
L. P. Kump, J. F. Kasting and R. G. Crane Prentice Hall
システム論的な考え方を強く意識した地球システム科学の教科書。