装置名:
安定同位体比質量分析計 Finnigan MAT252
設置場所:
理学部1号館中央棟 地下1階 B137室「質量分析実験室」
原理と特徴:
さまざまな地質,環境,生物試料に含まれている水素および炭素,酸素の安定同位体比(
2H/
1H,
13C/
12C,
18O/
16O)を測定することができる.測定した安定同位体比の解析によって,試料の起源や生成・続成過程の情報を読み取ることができる.この装置は,ガス化した試料を熱電子によりイオン化し,生成した同位体イオンを電場により真空中で加速,磁場によって質量ごとに分け,その存在比を測定する.炭酸塩試料の酸素・炭素安定同位体比は,1試料ごとにマニュアルで測定することもできるし,自動炭酸塩前処理装置 (Kiel III)を接続して,微量(70マイクログラム)の試料を1日に30個まで自動で測定することもできる.
装置担当者:
小林明浩 Tel: 24557 akobayashi[@]eps.s.u-tokyo.ac.jp