4年生演習:藤田智明

 

テーマ:原始惑星の合体条件

 

氏名:藤田 智明(2010年度進学)

 

担当教員:阿部 豊・玄田 英典

 

【内容】
 原始惑星系円盤の進化や個々の惑星の特徴を知る上で、原始惑星同士の衝突(巨大天体衝突)の物理を解明することはとても重要です。また、近年、太陽以外の周りを公転する惑星の存在が、観測により次々と明らかになっています。そこで私は、そのような惑星の巨大天体衝突を、衝突後の2惑星が合体する条件とはどのようになるか、といった観点から数値シミュレーションによって考察しました。

 

【感想】
 3年生の間はとにかく理論の勉強が大変なので、この演習で大学院の先輩方や先生方が実際に行なっているような研究の一端を初めて見ることができ、モチベーションが一気に上がりました。それまでに勉強してきたプログラミングの知識をフル稼働してパソコンと睨み合うのも魅力的です。何よりこの研究の醍醐味は、巨大天体衝突という、実際に目で見ることは決して出来ない様な現象を、数値シミュレーションによって可視化できるということです。初めて自分で実行したプログラムの結果を見たときは、本当に感動しました。

 

衝突シミュレーション

このページの先頭へ